中小企業診断士 鷺山はるこのブログ「Si.Eccolo(スィ,エッコロ)」

AAS名古屋代表  鷺山はるこのブログです。 中小企業診断士2次受験ノウハウを惜しみなく掲載中!         ※Si.Eccolo!とはイタリア語で「はい、ここにあります。」という意味です。

勘違いシリーズ

そうは見えません

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私の「ワンオンワンレッスン」でよく使う言葉がある。
それは、「私にはそうは見えません」という言葉だ。

このレッスンでは受講生の方に、
まずは自己評価をしていただく。

再現答案の評価と内容を見て、
何が失点の理由だったのか?
具体的にどこがダメだったのか?
ご自身の判断を伺うのだ。

そうすると、ほぼ全員の方が「勘違い」をしている
事がわかる。そこで、この言葉だ。

「私にはそうは見えません。」

そして、問題点の本質、
真因について、具体的に説明していくのだ。

個別指導を約10年やってきた。
合格力を高めるには、本人が納得した勉強が要る。
だから、ご本人と私との見解の差を明らかにする
ことが学習スタートになる。

ところで、私の経験で言うと、
この時に私と同じ見解を
述べることができるのは、
100人中、1人くらいだ。つまり1%程度しかいない。

それほど受験生の皆さんは、自分の問題点を
勘違いしているということなのだ。

真の問題点を的確に指摘して差し上げることが、
悩める方の道を拓くことだと、私は確信している。

真因を指摘すると、殆どがはっと我に返った表情になり、
そして深く考え込まれる。

次は表情に光が差してくる。目が輝きだす。

最後は、「やっと見えました!
本当にスッキリしました。
実は、ずっともやもやしてたんです!」と
明るい表情になっていく。

この笑顔さえ引き出せれば、
その後の個人レッスンはとてもやりやすくなる。

受講生の方と私とが、同じ問題点を共有し、
同じ目標を持つ仲間として勉強できるようになるからだ。

ワンオンワンレッスン3月生の募集を開始した。
「本当のところ」をビシッとハッキリ、お伝えする。

もやもやしている方はぜひ!↓

本当に読む力を付けたけりゃ

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2次試験のご相談でよく聞く話が
「読む力」についてだ。

その多くは「遅いので」という理由だ。
また「文章を読むこと自体が苦手」という声も多い。
最近のように動画中心の世界では、
さもありなん、と思う。

「読む力」を育てるには、「文字」を読まねばダメだ。
できれば紙に書かれた文字を集中して読みたい。

読むネタは、恋愛小説など、小説ものがいい。
ビジネス書ではないものが良い。

ビジネス書は楽に読めるよう工夫してあるから、
これが読めたところで、「読む力」が育つとは
とても思えないからだ。
本試験問題の傾向とも違う。

実は、小説が良いとお勧めいただいたのは
私の師匠、中町先生だ。

「小説」には行間に書き手の思いや気持ちが入るし、
想像しなければならない部分がかなり存在するからだ。
事例問題にも出題者の気持ちが、
わざわざ表現や業界、段落の並べ方、
設問の並べ方に表れる。
これらの表現で、出題者は「仮説を立てよ」と言っているのだ。

つまり、仮説思考の練習のために、
「小説」が良いと推奨されているのだ。

来年の2次受験を目指すみなさん、
テキストの勉強ばかりではいけない。
書店へいって、最近の新書でも買ってこよう。

広く、応用の利く力を育てるために、
もっと柔軟な発想で、何事もいこうね。
hana425

初見に弱い理由を勘違い

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受験生の方にはいつも様々な面で「勘違い」があるなあ、と思う。

今日はそのひとつ、「初見の問題に弱い理由」について
お話したい。

多い勘違いが「問題数に慣れていない」という理由だ。
これが残念ながら、大きな勘違いだ。

いくら問題数を多く解いたところで、
そもそもこの試験で求められる力や
必要な学習法を勘違いしていては元も子もない。

この試験は、ただ「慣れれば合格」できる
というものではない。

それが証拠に、初学者であろうが、
ほんの1〜2か月しか2次を勉強しなかろうが、
過去問も1〜2年度分しか経験が無かろうが、
通る人は通るのだ。

道を誤らず、基本的なことだけをしっかり押さえ、
それだけを練習していけば、
高得点は無理かもしれないが、
6割越えは可能となる。

実際に、そうやって合格した方を
何人も見てきたから言える。

冒頭でお話したように、新たな問題をたくさん解く、
数をこなす方法では、通るための「軸」が無い。

事例問題の表面だけ見て慣れようと思っても、
次に出会うのはまた新しいストーリーだ。
慣れないに決まっている。

では、先ほど書いた通るための「軸」とは何か?
これについては、長くなるのでまた明日ね。
mm3

詰め込むくらいなら切り捨てる

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2次試験の合格には一つ重要なことがある。
それは採点者にとってわかりやすい文章を書くことだ。

知識の論点と与件を使って論理的に書くことはもちろん、
採点者に「負担」をかけない文章にすることが重要だ。

よく見られる「負担」は、内容を盛り込みすぎて、
いったいなにが言いたいのかわからない文章に
なっているものだ。

キーワードをたくさん盛り込んだほうがいい、
そういわれる方もあるようだが、
盛り込んだせいで「混乱している」、
「知識のロジックがよく見えない」、
「どう読んでいいのか意味がわからない」
と採点者に思われてしまっては、元も子もない。

解答を書く際には、なんでも放り込んで盛り込む、
と考えるよりは、
・与件の文章を、きゅっと要約するだけ
・余計な言葉は省き、言いたいことが
 はっきりする文章を目指す、
と考えるほうが読みやすく、よほど聡明な文章に見える。

さてこの話を、飲食店の料理に例えてみる。

高級店ほど、ボリュームはなくとも、
盛り付けが見事だったり、デザインされている。
そこにはシェフの意図や哲学さえ見える。
「質」の高さを見て取れるのだ。

一方、そうでない店は、安さとボリューム中心に見え、
そこに技術やノウハウ、品質など、
付加価値を表現する要素は「量」しか見えない。

本試験では、事例テーマやストーリーが見えるよう、
解答をデザインしてきたい。
キーワード詰め込み過ぎると、それが見えにくくなってしまう。

できれば無駄な言葉を省いて、シンプルに、わかりやすく。
それが採点者志向の答案だ。

hasu5745

言いたいことがまとまらないワケ

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解答の書き方に悩む方は多い。

多くは、こう言う。
「なんとなくこんなことを書きたい、とは思うのですが
上手くまとめられないんです。」

上手くまとめる力が付けば、解答の文章は書けるか?
それは違う。

上手くまとめる力が無いのではなく、
言いたいことがまとまっていないのだ。
頭の整理の問題だ。

ではどうすれば頭は整理できるのか?
それは1次知識を正しく、深く理解できていれば解決できる。

幾度も言うように、この試験は知識の使い方を問う試験だから
1次知識が曖昧なままでは、
いくら事例を解く練習をしたところで、
読むのも書くのも上手くできない。

ところで、事例問題を読む際は、1次知識で読み替えながら読む。
例えば、「同業他社に〜〜する企業が増えている」と
書かれていれば、それは「〜〜」に関して、競合が多い、
競争が激しい、ということになる。

このように何をどう読み替え、どう考えれればいいか?
設問と与件で方法を説明したものが、次の3冊だ。

「新・合格指南書」
「2次の解法はこれ1冊!」
「スキルアップ問題集」

解答を書けないのは、知識の使い方、
当てはめ方が苦手だから・・・。
これらの書籍でまずは確認していただきたい。
↓↓
プロフィール

中小企業診断士の鷺山(さぎやま)はるこです。中小企業診断士2次専門校AAS名古屋の代表を務めています。このブログを通じて、診断士を目指すみなさんへ、なんらかの“気づき”をご提供したいと思っています。よろしくお願いします。経営コンサルタント(株)ニュートンズアイ代表取締役。

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