中小企業診断士 鷺山はるこのブログ「Si.Eccolo(スィ,エッコロ)」

AAS名古屋代表  鷺山はるこのブログです。 中小企業診断士2次受験ノウハウを惜しみなく掲載中!         ※Si.Eccolo!とはイタリア語で「はい、ここにあります。」という意味です。

2次対策の盲点

解答には妥協も必要

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今日はお悩み相談に多い
解答の書き方についてお話したい。

結論から言うと、解答の書き方には
「妥協」が必要だということだ。

何を妥協するのか?
それはまさに「書き方」だ。

もちろん解答は「因果」を明確にして、
わかりやすく書くことが大切だ。

だが、わかりやすく書くことよりも
もっと大切なのはその内容だ。

書き方がへたくそでも
内容が揃っていれば点が入る。

例えば出題者が利益を向上するための
策を問うているなら、
そのために必要十分な内容にするのだ。

売上を上げる策、費用を削減する策。
この2つを、与件情報を
使いながら書けばよい。
利益の要素は、「売上ー費用」だからだ。

それは箇条書きでもいい。
売上なら新規客か既存客か、
費用なら原価か販管費か。

これらに該当する与件情報を使って
改善するように列挙すればよい。

もちろん因果が整って、さらに
必要十分な内容が入ればなおよいが、
書き方で無理をして、
内容が整わねば何の意味もない。

採点者が見ているのは内容だ。
無理しないでね。
hana1

手段を結論に書くな

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最近また不合格者答案を見直している。
そこで気づいたことがある。

不合格者の答案に多いのは
「手段」で文章が終わっているものだ。

例えば、
・〜〜の組織を作る
・〜〜〜を販売する
・〜〜〜関係を強化する
などなど、手段を書いて文章が終わっているものだ。

こういう文章を書く方には、
沢山の要素を書き並べる傾向があるようだ。

「要素をたくさん入れれば、
どれかがヒットして、点を貰えるのでは?」
という妄想があるのでは?

それは大きな間違いだ。

診断士試験で求められているのはこの2つだ。
・診断能力
・助言能力

見えている状況を経営の視点でどう診たてるのか?
また経営にどんな効果やリスクがあるのか?
こういった、診断士としての判断を
伝えることが解答には求められる。

これを理解していれば、
沢山の要素を入れようとはあまり思わないはずだ。

なぜなら、診断と助言を入れれば
必然的に文章は長くなる。
例えばこんな風に↓↓

〇主語〜〜は、(述語部分に対応する与件)〜〜〜により、
〜〜〜(手段+1次知識を使った診断や助言)である。

100字のマス目に書こうと思えば、
2文くらいがやっとだ、とわかるはずだ。

3つも4つも要素を入れようとすれば、
文章の中のどれかを省かねばならない。

省けば、文章の論理性も失われる。

そもそも「手段」を伝えるのであれば
そんな仕事は診断士でなくてもできる。

この試験は、診断士ならではの力を試されている。
これを忘れないで。
nanohana

合格答案には「厚み」がある

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2次試験は文章で解答を書く試験だ。

文章というものは面白いもので
その書きっぷりで、その人の
色々なことがわかったりする。

例えばその一つが思考の「厚み」だ。

診断士試験における思考の「厚み」とは何か?

具体的に言うと、経営の視点や戦略的視点を
解答文から感じられることだ。

例えば、どの設問を見ても、
事例企業の強みを感じることができる答案、
これが戦略的思考の答案だ。

事例企業の強みが接客力にあれば、
その接客力を使ったプロモーション方法を
書いたり、その接客力をより
強固にするための人事施策を書く。

これにより、採点者に「戦略的に考えている」
ことをアピールすることができる。

一方、厚みの無い答案とは
どのようなものだろうか?

パット見、「なんだか薄っぺらいなあ。」と
感じる答案だ。

例えば、一般論や過去の受験生が
書いたようなキーワードで埋めて、
強みも使わずにプロモーションや
人事施策を書くことだ。

このような答案は、
「この人って表面、上っ面しか
見れてないなあ。」と感じるし、
「戦略策定のお仕事なんて、
 とてもできそうにないなあ」と
透けて見えてしまう。

透けて見えるから「薄っぺらい」と
感じるのかもしれない。

合格答案=厚みのある答案
今年2次を受ける皆さんには、
強く意識していただきたいことだ。
県庁1

経営者のもう一つの意識

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経営者が持つ意識について、
今日は昨日に続き、もうひとつ補足したい。

それは「投資」への意識だ。
次の成長を得るために、
いつも次への投資を模索し、意識しているということだ。

だから事例問題も、「成長戦略」が必ず出題される。

次にどんな商品を作るべきか?とか、
どんな事業を展開すべきかとか、
どんな市場に進出すべきかとか。

未来を創る話ばかりだ。

だからこそ気を付けて読みたい
与件の情報がある。

それは、
・社長の想い
・過去の経験
・自社の強み
の3点だ。

もちろん新しい市場の話も大事だろうが
自社の強みが活きない分野では仕方ない。
だから結局は「強み」を中心に読んでいけば
事例企業の次の投資行動がわかるのだ。

そしてもうひとつ大切なもの。
それは過去の経験、特に社長の経験だ。

皆さんもそうではないか?
経験の無い世界に飛び込むのには
勇気がいる。手間もいる。

だが、経験のあるところなら、
見通しが利くから、投資もしやすい。

現代の中小企業施策には補助金制度が多く、
中小企業が投資行動を取りやすいよう、
国も投資しているのだ。
だから事例問題もこのストーリーになる。

事例問題を読む時には、
現経営者や後継者の「経験」を意識して
次は何に投資するのか?これを考えよう。
出題者の設定した「筋」が読みやすくなるはずだ。
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合格の必須条件

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今日は昨日からの続き。
「どうすれば確実な合格になるのか」だ。

評価点数の50点台を繰り返し、
「惜しい!」落ち方はもう止めたい。

そのためのお話だ。

もちろん答えは、
「出題者が設定した事例テーマを
正しく把握できること」だ。

だが、事例テーマが把握できても
それでも「惜しい」点になる人には
共通点があるように思う。

それは「企業経営の目的」への意識が
薄い点だ。

「企業経営の目的」と言われて
すぐに答えられる方は、
私の経験でも10人に2人いるかいないかだ。
ちょうど合格率と同じくらいかな。

皆さんはわかっただろうか?
答えは、「ゴーイングコンサーン」であることだ。

企業が生き続けるために
最も重要な「お金を稼ぐ(収益性)」ことと
「お金をケチる(生産性)」こと。
これが経営者の意識だ。

これと同じ意識が持てなければ、
先日も書いたように、
「絵に描いた餅」答案を作ってしまうのだ。

少しでも稼げるように、
少しでも節約できるように。
この考え方をベースにして、
事例の解答を考えているだろうか?

『なんだ、そんな当たり前のこと』
そう思った皆さん。
その当たり前ができないから
落ちていることに気づきたい。

診断士試験は特別なものではない。
当たり前のことを
当たり前に、書くだけの試験だよ。
忘れないでね。
hasu5745
プロフィール

中小企業診断士の鷺山(さぎやま)はるこです。中小企業診断士2次専門校AAS名古屋の代表を務めています。このブログを通じて、診断士を目指すみなさんへ、なんらかの“気づき”をご提供したいと思っています。よろしくお願いします。経営コンサルタント(株)ニュートンズアイ代表取締役。

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