中小企業診断士 鷺山はるこのブログ「Si.Eccolo(スィ,エッコロ)」

AAS名古屋代表  鷺山はるこのブログです。 中小企業診断士2次受験ノウハウを惜しみなく掲載中!         ※Si.Eccolo!とはイタリア語で「はい、ここにあります。」という意味です。

2次合格のためのお作法シリーズ

万全は難しいが

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2次試験対策に万全はあり得ない。
試験に対して不安なのは、万全があり得ないのに
万全を追うからだ。

ただ、困った時を想定し、それへの対策を
可能な限り考えておくことはできる。

残り1週間となったが、当日のイメージはできているだろうか。
困ることは何か?

最も怖いのは、何を書いて良いかわからなく
なった時だろう。この状態に陥るとパニくる。
この事態だけは避けたい。

そこで今日は、何を書いたら良いかわからなくなった時の
拠り所についてお話したい。

分からない問題が出てきたら、落ち着いて全体を俯瞰しよう。

具体的には次のことを確認しにいく。
1.事例企業のビジネスモデル
2.社長の想い、考えている課題
3.強みと弱み
4.活用できる地域資源

これらを確認したうえで他の設問で
書こうとしている解答骨子を確認する。
そうして、全体に一貫性が取れる、つじつまが合う
解答を考えるのだ。

2〜4については、ほぼ意味がわかるだろうから
今日は1についてご説明したい。

企業は業種・業態によって、儲けるポイントと損するポイントが分かれる。
事例問題は、これらのポイントについて問う。
だから、業種・業態が何かわかれば、与件でどの情報を
意識すればよいかわかるようになる。

さて、困ったらまず、第一段落に戻り、何屋さんかを確認する。

実は、儲け方だけはほぼ、どの業種も一緒だ。

高いものが売れるようにするか、新たに何かを生み出す
ことを考えることで儲けられるようになる。
だから強みを探す時も、この儲けに直結する力を挙げれば良い。

だが、損をするポイントは業種・業態で異なる。
製造業ならモノづくりに関することを確認する。
そこに書いてあることで、生産性が落ちるようなことを弱みとして挙げる。

製造小売りなら上記に加え、4Pに関することを確認する。
この中で問題となっていることが弱みとなる。

サービス業なら人的問題(人事生産性に関すること)と
サービス提供時点の問題を確認しにいく。
これも上記同様に、これらが書いてある与件の中から弱みを探す。

以上の手を使って、強みと弱みさえ見つかれば、
どの設問もある程度の解答は書けるはずだ。

最初にお話したように、困ったら上述の4つと覚えておいてね。
まず業種・業種業態を確認してどこに問題が出そうか確認。
そのうえで、強み弱みを見つけ、最後に社長のやりたいこと、
地域資源を見つければ、書くべきことが見えてくるはずだ。

試験まで1週間。万全は難しいけれど、
最悪にならないための対策は万全にね。

yariojisan

再確認!守るべきリストについて

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9月23日のブログで「それは守るべきリストではない」
というお話をさせていただいたが、今日はそれを再確認したい。

というのも、このリスト作りは、枝葉末節の話のように見えて
実は命綱の役割をする大事なものだからだ。

2次試験は「1点」がものを言う世界だ。
凡ミスやうっかりミスで不合格なんて嫌だからだ。

例えば事例4で言うと、ちょっとした計算ミスや
転記ミスをやると、それが雪崩のように総崩れの原因になったりする。

このように、「ちょっとした」ことをメモにして、
意識するためのものが「守るべきリスト」だ。

作成の際は、解決方法も書いておく。
「転記ミス」の場合は→「書いたら指差し確認する」
というように、防ぐための作業も書いておく。
つまり「対策法の書」なのだ、守るべきリストは。

そしてもうひとつ。
「守るべきリスト」は全科目で共通するものを
作成するのも良いが、科目別に作っておくのも良い。

理由は、本番での意識を高めるためだ。

毎度の休み時間に、次の科目の体系図とともに、
「守るべきリスト」を確認する、というルーティンを作っておくのがよい。

前の科目で失敗したと思っても、ここで気持ちを切り替えることができる。
戦闘態勢に入ることができる。

これからの2週間、気になったことを集め、
「守るべきリスト」にしておこう。
いよいよ本番の準備だ。

bis4

それは「守るべきリスト」ではない

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今日は昨日からの続き、「守るべきリスト」の
作り方についてのお話だ。

このリストは作り方を間違っては
何の意味も持たなくなる。

どんな間違いがあるのか?

それは、解答手順に関することを書いたり、
科目別の知識を書いたりする例だ。

例えばこんな風に。
「強みには必ずSマークを付ける」とか
「組織は戦略に従う、を忘れない」とか。

こんなことは、基本のことだから、
最後の砦として作る「守るべきリスト」に
書くことではない。
この程度のことは、事前に自分に沁み着かせて
おくべきことだ。

自分の思考癖など、「意識」だけでは、
どうしても解決できないことを
解答手順の中の具体的な工夫で乗り切る。
これが「守るべきリスト」だ。

例えば、与件を読む際に
「5秒考えてもメモが出せない時は
大きな印を付けて先に読み進む」とか
「大きな印は解答骨子を作る際に、
再確認しておく」というようなメモだ。

ここまで決めておけば、読み逃しもかなり減るだろうし。
それでも読めない時には諦めもつく。

あなたの「守るべきリスト」は、真に
使えるリストになっているだろうか?あなたを守れるか?
もう一度ご確認いただきたい。
yariojisan

守るべきリストとは

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皆さんは「守るべきリスト」という名称を
聞かれたことがあると思う。
これは、本試験の最中にやることをリストアップしたもので、
自分を救うためのノウハウを書いたリストだ。

似たものに「やってはいけないリスト」というものがある。
これは、「守るべきリスト」の1段階手前に作るリストだ。

自分がやらかしがちなミスや、直したい思考癖などを書き出し、
注意するためのものだ。つまり問題点の書き出しリストだ。

この問題点について、解決方法を具体的に
書いたものが「守るべきリスト」だ。

問題点を挙げた「やってはいけないリスト」の段階ではまだ、
本質的な問題解決にはなっていない。
どうやって解決するのか?具体策まで決めてはじめて実行できる。

ではどのような内容を挙げるのか?
例えば、設問の読み方が甘くなり、わざわざ表現を
読み逃しがちなために解答の精度が
いつも下がってしまう方の例で言うと、次のようになる。

「わざわざ表現には必ず赤いポチ印を付ける」

こんな風に、意識して読める方法を
具体的に決め、約束事として書いておく。
この約束事を集めたこそが「守るべきリスト」だ。

だがこのリストの作り方を、まだ間違う方がある。
その例については、また明日お話したい。

たらっぷ

言葉は「愚直に」使うこと

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昨日の解答骨子の件で、少し補足したい。

解答の文章を書く際に、与件文や知識の言葉を
自分の言葉で、言い換えたり丸めたりしてはいけない。

おおよそ同じ意味のはずだからとか、
マス目にはまり切るか、不安だから丸めて短縮化しようとか
余計なことを考えないでいただきたい。

そもそも、与件と全く同じ意味になるように、
言い換えるなんて無理だし、
まして、知識のワードを自分の言葉で言い換えるなんて
絶対無理だ。

与件の言葉は社長との共通言語だ。
知識の言葉は採点者との共通言語だ。

特に、知識の言葉は、理論上の言葉だから
キーワードも言い回しも、理論上使う言葉、
テキストや書籍に載っている言葉を使わねば
点は入りにくい。大学の先生方が認めないからだ。

だからとにかく解答は「愚直に!」書こう。

愚直に書くことは、採点者とのコミュニケーションの話だ。

この2次試験を「問題解決能力」だけを問うていると
思ってはいないか?

診断士に必要なのは「問題解決能力」の前に
クライアントとのコミュニケーション能力だ。

こちらが相手の気持ちを理解し、正しく受け取ること。
そうして、その受け取った言葉をそのまま使って
相手にお返しすることで、わかりやすい説明ができる。

どんなに頭が良かろうが、知識が豊富だろうが、
クライアントとスムーズな意思疎通ができなければ、
コンサルの依頼は来ない。
話の通じない診断士に誰が相談するのか?

スムーズな意思疎通のためには
とにかく愚直であること。

自分で勝手に言い換えたり、
丸めたりして解答を書かないでね。
話の通じない診断士に、ならないようにね。
「愚直」の二文字をお忘れなく。
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プロフィール

中小企業診断士の鷺山(さぎやま)はるこです。中小企業診断士2次専門校AAS名古屋の代表を務めています。このブログを通じて、診断士を目指すみなさんへ、なんらかの“気づき”をご提供したいと思っています。よろしくお願いします。経営コンサルタント(株)ニュートンズアイ代表取締役。

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