皆さんは、解答の文字数に100文字が多いと
お気づきだろうか?
なぜ100文字なのか?考えて解答を作っているだろうか?
文字数には出題者の意図が反映される。
以前もお話したが、
わかりやすい文章の基本は次の2つを守っていることだ。
・因果のロジックが明快
・具体的である(与件の内容が盛り込まれている)
この条件を入れて書くと、
ちょうど100文字で2つの文章が作れる。
つまり、診断士試験の殆どの文章は、
最低でも40〜60文字の文章を2つ書くようになっているのだ。
多面的に書くように仕組まれているということ、
もっといえば、多面的に考えることができる人を
選抜する試験だということだ。
もっといえば、多面的に考えることができる人を
選抜する試験だということだ。
ではその2つとは、どんな視点で書けば良いか?
よくある例を挙げたい。
与件や設問の問い方によるが
最も多い切り口は、「内/外」だ。
戦略フレームワークで考えると
内部環境に関することと
外部環境に関することだ。
組織事例で例えると、
一つは内部の「組織・人事面」
これは人事生産性を上げる視点だ。
そしてもう一つは「マーケティング面」
これは売上や付加価値額を上げる視点だ。
これらを合わせると「組織は戦略に従う」
という考え方になる。
解答を考えるときにひとつしか
答えが浮かばない、そう思ったら
もう一度、内部外部の考え方で
考え直してみること。
そうすれば何かしら
別の視点の解答が頭に浮かぶはずだ。
お試しいただきたい。