マーケティング流通事例では
ターゲットのニーズ
を理解できるかどうかが合否に関係する。

ニーズは、
市場細分化基準でいうところの
「サイコグラフィック(心理的)」基準が
中心になるのだが、
これを理解するのに苦労する方は多い。

例えば、「金銭的負担を減らしたい」
というニーズは、共感する人が多い。
だから理解しやすい。

だが、「料理を楽しみたい」
というニーズは、なかなか理解できない方が多い。
要は、共感できるかどうかで
マーケ事例の得手不得手が決まることが多いのだ。

共感できないと「僕、料理しないんで」
言い訳をしたりする。
本当にそれでよいか?

コンサルの仕事をするようになっても、
同じように言うだろうか?

「買う人」はコンサル先の大切なお客様なのだ。
自社製品を1点でも多く買っていただくための
方法を懸命に探す企業さんに
そう言えるだろうか?
「僕、料理しないのでわかりません。」と。

どんなに知らない業界でも
相談に乗るのが診断士だ。

料理をしないのであれば、
料理をする人を観察してはどうか?
料理番組でも観たらどうか?

料理が好きな人はどんな気持ちで
料理するのか、想像してみてはどうか?
それならできるのではないか?

単に言葉遊びだけで解答を作っても
採点者にはすぐに見抜かれるだろう。

「買う人」の気持ちを想像すること。
1日1回でいい。観察したり、
想像したりしてみよう。

相手を理解し、想う力が診断士には必須だ。
「マーケティングの基本は
お客様を思いやる気持ちを持つこと」
忘れないでね。

hana6