このところ、もう何回、口ずさんだかしれない。
「春は名のみの風の寒さや〜♪」
早春賦の一節だ。

「クソ寒い!」と愚痴でも吐き捨てたい
ところだが、悪い言葉は悪い運気しか呼ばない。
そう思って、さらりと歌でごまかす。
良い言葉に言い換えるのだ。

ところで、私が診断士試験で
学んだことのひとつに
「読み換えや言い換えの力」がある。

与件文を1次知識で読み換える。
解答を書く時も与件文を
1次知識で表する、つまり言い換える。

皆さんの解き方に共通するのは
この読み換えメモが少ないことだと思う。

与件文にSとかWとか、
記号はたくさん書いているが、
その内容が書かれていない。
具体化されていないのだ。

例えば商品力か技術力か、
信用力かブランドか、など
Sにも色々あるだろう。
いったいどれなのか?

ただ漠然とSと書くだけでは、
解答を書く時に困らないか?
きちんと明記できるか?

診断士には心理眼的な、
ものを見抜く力が要る。
その第1歩が1次知識での読み換え力だ。

与件分解でも設問分解でも、
この力をフル活用している。
まずはこれを鍛えよう。

方法は、今までSWOTの記号しか
書いていなかったところに、
具体的なメモを追記していくのだ。

もし、書けなかったら?
それは1次知識の理解が不足している証拠だ。
まずは、具体化で、
自分を試してみていただきたい。
合格は、この土台の上にある。
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