中小企業さんのコンサルで最も多く
出くわすのは、「コミュニケーション問題」だ。

特に、後継者がトップとなり
これまでの従業員との
軋轢が起こることも多い。

意見の相違も発端はこんなところから起こる。

・社長は経営者として「経営」をやろうとする
・従業員は自分たちの「親方」でいてほしいと思う

社長が経営のプロになるために
努力するのは当たり前のことだ。

だが、従業員は自分たちと同じように
業務を詳しく知り、自分たちの苦労も理解する
リーダーであってほしいと願う。

ここにお互いの意見の食い違いが生まれる。

実際、自社の事業に門外漢の経営者であっても、
はじめは、自社の業務を経験し、
ある程度修行し、
覚えていく行程を踏めれば問題はない。

かつて白書のアンケートでも語られていた
「後継者がどうやって事業を承継したか」の
という話だ。業務は現場で覚え、経営は前任の経営者から、
覚えたというあれだ。

このアンケート通りのストーリーで作られていたのが
令和2年事例気梁元の話だ。

この後継者は経営については経営のプロである祖父から学び、
業務については現場で働くところから始めていた。
「蔵元」の事業に門外漢だったからだ。

こうやって現場で少しでも修行すれば、
その過程で従業員に一目置くこともできるし
コミュニケーションも取れるようになる。

そうすれば大きな問題を抱えず、
軋轢も少なく、最後は社長の座につけるだろう。

だが、急なケースはどうだろうか?

先代が病になったり、急死したり。
後継者自身が「社長になるつもりはなかった」
状況で、急に後釜にされたらどうなるのか?

当然、その会社の業務には門外漢のまま
社長として経営を行うことになる。

こんな社長を支援することになったら、
あなたはどうするだろうか?

続きはまた明日お話したい。
皆さんは診断士(になる人)として
考えてみてほしい。

bird101