長く受験生の指導をやってきて思うことがある。

診断士の業務に関連することを学び、
業務でも活用場面が多い方は、
独学でも合格しやすいということだ。

大学で経営学を学び、中小企業支援や
中小企業の診断を行う仕事の方のことだ。

ここでひとつ注意が必要だが、
いくら中小企業の支援を業としていても、
前提として経営学がなければ、
ちと苦しいことになる。

というのも、試験だから知識の論点やワードを
正しく使う必要があり、
普段の業務のノリで解答を書いても
採点者に評価されない場合も多いからだ。

「わかっている感じはあるけれど、
満点にはしづらいなあ・・・。」と
採点者が思ったらどうだろう?

微妙な減点が積み重なっても、
結局合格に至らないことになるのだ。

ほころびが少しずつ目立って、
集約すると240点に届かなかったねー、
残念。。。。てな具合だ。

だから、できそうでできない、
つまり通りそうで通らない方は、
成績が低い方よりもむしろ要注意なのだ。

だが実際は、多くの「惜しいところで」
落ちてしまった方は、こう思って油断してしまう。
「あと少しなんだから」と。

そして、勉強にも身が入らなくなったりする。

長い経験から言うと、むしろ先に通りやすいのは
言い方は悪いが、
「ひどい成績でも、挫けず謙虚に、
必死に努力する」方だと思う。

あなたはいったいどんなタイプだろうか?
成功する人は、いつなんどきでも謙虚だし、
常に油断しないのではないか?

「あと少し」と思っているみなさん、
けっして油断せずくれぐれもご注意を。

niji1