毎年この話をしている。
「再現答案づくりは痛い」

ある受講生の方が言っていた。

『再現答案づくりを進めるに従い、ボディーブローのように
できなかったことが痛みとして効いてくる』と。

確かに勇気のいる話だ。

自分を客観視しようと思っても、
つい1週間ほど前のことだ。
辛いのはわかる。

だが覆水盆に返らず、
後悔先に立たず、
時すでに遅し、
後の祭り・・・・。

言えば言うほど傷口が広がりそうだが
ここはひとつ歯を食いしばろう。

私も過去を振り返ると
後悔ばかり思い出される。

だがそれでもこの先も生きながらえようと
思うのは、未来は自由に変えられると思うからだ。

あなたのこれからのやりようで、
いくらでも未来は変わる。

ところで、こんな話を聞いたことがあるかもしれない。

「過去は変えられる。」

私もこれを経験している。

過去のその時には最悪の出来事でも、
その後の未来が好転すれば、
最悪のはずの過去の出来事が、笑い話に変わる。

下手をすると、辛いことは全て忘れて、良い話しか覚えていなかったりする。

「過去は変えられる」

だから頑張って再現答案を作ろう。
未来にそれを笑い話にするために。

pierrot