事例問題の用紙に、メモ書きが極端に少ない方が有る。

事情を伺うと、
・メモを書くと時間がかかり、余裕がなくなるから
などとご返事が来る。

それは大きな勘違いだ。

メモを入れれば、整理時間や
情報を探す時間は短くなり、
全体的にみれば効率化につながる。
むしろ時間短縮になるのだ。

メモは何のために書くのか
考えていただきたい。

ある受講生の方が「メモは忘備録と同じ」と
言われていた。
まさにその通り!

忘れないために用意しておくメモだ。
大事だから記しておく。

そして、メモを書けば、記した後には
頭から消し去っても良い。
メモを残しているからだ。

だから頭の中をスッキリさせるための
メモともいえる。

メモを書かずに、頭の中だけで考えようとすると
いくらでも自分の思考癖が入り込む隙ができ、
思い違いや思い込みをする。

そもそも、頭の片隅に呼んだ情報を残しつつ
読み進めるから、途中でパニックになることもある。

読んだ情報を『えーっと、さっきは何だったっけ?
何って言ってたっけ?』そう不安になりだしたら
もうアウトだ。どんどんパニクって
考えるどころではなくなる。

どんな分厚い本でも、
一度目にしただけで、全て暗記できてしまうという人物が
稀にドラマや映画に登場する。

架空の世界で、特別な能力を持つ人材として描かれる。
そのくらい、頭の中だけで処理できることは
珍しいことなのだ。

だから皆さんはメモを書こう。
特殊能力なんて皆さんには無いはず。

メモ無しで、本試験に向かおうなんて
無謀な事はやめてね。

皆さんは普通の方々だ。
特殊能力者ではない。勘違いしないで。

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