私がAAS名古屋を立ち上げた頃、
受講生の皆さんにいつも言っていた言葉がある。
それは「愚直」だ。

事例問題に取り組む際に、あまりにも多かったのだ。
書かれている通りに読まない方たちが。

人は何か情報を受け取ると、
自分の脳の中の情報と結び付け理解する。
つまり自分が理解しやすいように読んでしまうのだ。

その結果、あらぬ方向へ読んで、
あらぬ方向へ答えを書いてしまう。

最初に事例問題を読む時から
思考のバイアスがかかるのだからたちが悪い。

最後まで勘違いしたまま考え、答えを書いてくることになる。
これでは合格は難しい。

そうならないために、どんな手があるのか?

ひとつは、書くメモを増やすことだ。
それも与件文で書かれていることを
言い替え、または裏返し、くらいで止めた
メモを多めに書くのだ。

例えば、
「ここ数年、売り上げ構成比は変わらない。」
→売り上げ構成比を変える

「出前需要は増加している」
→出前(宅配)での販売を増やす
などだ。

こうやって、とにかく「書いて残す」のだ。

すると、書いている間は他事を考えないから
思い込みというバイアスのかかった
読み方は自動的に減る。

この方法は私が受験時代にやった方法だ。

この方法を考えたきっかけは、
私が思い込みをして読んでいる際中にある。

思い込みをしながら読んでいる間、
一切手を動かしていない自分に気づいたからだ。

頭の中だけでぐるぐると思い進めていることに
気付いたからだ。

ならば、その思い進めを阻止するために、
手を動かして、メモで客観的に
整理する方法はどうか?と考えたのだ。

これが思いのほか功を奏して合格できた。

冒頭でお話ししたように
この試験で通るには、与件で書いてある通りに
読み、設問で書いてある通りに答える
「愚直」さが必須だ。

だがこれを、意識だけで実行することは無理だ。

上記で書いたメモ書きを増やす方法は
一つの例だ。皆さんは各自で、
自分に合った方法を見つけてほしい。

問題点の解決には、コンサル時と同様、
限りなく具体的な施策を見つけることだ。

じっくり考えれば、自分の問題点の原因も
突き止めることができる。

原因がわかれば、解決策は必ずある。

最後まで諦めずに見つけてほしい。
まだ間に合う!
hana1