ただ1次知識のキーワードを入れれば
それで合格するわけではない。

例えば、組織事例で
「権限を委譲」すれば「モラールが向上する」
という知識のフレーズがあるが
これを入れれば、それで合格というわけではない。

だが、わけもわからず入れている方が多い。

知識を使うには、それなりの論拠が必要だ。

論拠がはっきりしていないワードを入れても、かえって逆効果。

知識をまともに理解していないことが
出題者に丸見えになり、
かえって減点しやすい状況を産んでしまう。

では、知識のワードは、
どうやって入れて行けばよいのか?
これを説明したい。

まずは
・事例企業の事情に合っているのか?
 その知識を使うべきか?
これに納得性がなければならない。

冒頭の例で言うと、
「権限を委譲」しなければならない事情があるか?だ。

また、事情だけではない。

「権限を委譲」できる社内組織でなければならないし、
委譲される側にそのニーズがあると推測でき、
そのことで組織の生産性が高まるということが
想像ができるような事例ストーリーでなければならない。

だから、知識のキーワードはただ覚えただけでは
役に立たず、使う練習と
事例ストーリー読む練習が必要なのだ。

紙面上で良いから、繰り返し繰り返し行って
ストーリーと知識のつながりを
覚えねばならない。

だが、ここでもう一つ問題がある。

このような練習を繰り返し行っても、
新規の問題に出くわすと、使えない方がある。

なぜそんな問題が生じるのか?
その理由については、また明日お話ししたい。

yuuhi