人はいつでも無意識に「取捨選択」を繰り返し生きている。
なのに、試験になるとなぜ急に
迷い出して「取捨選択」できなくなるのか?

最たるものは知識と経験の不足だ。

診断士試験に必要な知識と、解く経験があれば
殆どの場合、「取捨選択」ができるようになり
合格答案が書けるようになるはずなのだ。

だが、昨日書いたように、
新しい問題になるとそれが上手くいかなくなる。

心の中の「不安」が増すからだ。

私の受験時代もそうだった。
設問分解を創り、「MY解答手順」も
完成させ、成績もかなり上がっていた。

だがどうかしたはずみ、
それも読んだ事例問題に対して
「馴染みにくい」と感じた途端に、急に不安になって
迷い出すのだ。「取捨選択」が上手くいかなくなる。

直前期だったからかなり悩んだ。
で、なぜ情報の取捨選択ができず、迷うのかを
自分の心を探りながらかなり考えたのだ。

結果わかったのは、
・物事を決める時の判断基準
 (ポリシーやコンセプトのようなもの)を
持っていないと気づいたのだ。
そのために日常でも迷う場面が多く、
買い物一つも時間がかかる日もあり。

対策として、まず自分のコンセプト(方針)を
ひとつ決めることとした、
その方針に沿って日常の全てを決めることにしたのだ。

忙しくて勉強時間の確保に苦労していたから
方針を「自分の生産性向上」とした。
そして、コスト面でそれを向上することとし、
「時間」か「お金」で日常の全てを選択することにしたのだ。

まあこれ以上は長くなるのでこのあたりにするが
結論は、「日常生活に判断基準を取り入れ、
その判断基準を固く守る」練習をやったのだ。

そこに「心」は入れない。入る隙は無い。
目標達成のための基準とそれを守る自分がいるだけだ。

お陰で試験でも、厳に、
・戦略論などの知識、白書の知識を
基準として守り抜き、解くことができた。

世の中は「取捨選択」の連続だ。
選び方で結果が変わる。

皆さんが残り3か月、
誤った学習法を選択しませんように、
強くありますように。祈りたい。

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