「取捨選択」とは、次のような意味だ。

良いものを取り、悪いものを捨てる。
良いものと悪いものを選択して分ける。

1次試験ではもちろん、2次試験でも
この取捨選択の能力が無ければ、
時間内に事例問題を解くことができない。
「取捨選択」の能力は合否に影響するのだ。

では、できない、その原因は何か?
例えば次のようなものがある。

・与件文で重要な部分と、
 そうでもない部分との読み分けができない。
 よって、どれも同じようなスピードで、
 しかも迷いながら読むから時間がかかる。

この問題点なら、
・戦略論、1次知識を熟知し、
 過去問を腹落ちさせるまで繰り返せばよい。
 努力で解決できる。

一方、日頃から何に対しても迷い、
時間がかかる方がある。
このタイプも「取捨選択」が苦手だ。

このタイプも、上記のような努力で半分は解決する。

「半分は」というのは、私自身が受験時代に
そうだったからだ。
過去問を繰り返しても、新しい問題に出会うと
やはり、不安になって情報の「取捨選択」が
できなくなる。

その結果、解く時間が伸び、
最後は無理矢理解答を書いて外してしまうのだ。
当然、これでは合格は難しい。

合格したいなら、とにもかくにも、
自分の解き方と手順を
戦略的に決めておきたい。

そうして自分の戦略計画に沿って、
当日の4事例をこなしたいのだ。

では、残りの半分、
つまり、知識を入れ、過去問を繰り返す
努力以外で、どう解決すればよいか?

明日、私が実践した方法をお話ししたい。

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