自分の影は踏めない。
追いかけても追いかけてもだ。

「確実に合格できる解き方」も同様だ。
追いかけても追いかけてもそこには届かない。

60点を合格ラインに設定している
ことからもわかる。6割できれば御の字だと
思われているのだ、出題者に。

たまには、まぐれの満点はあるかもしれないが
その満点を取った人が全科目満点だったかというと、
そうでもない。

つまり、完璧な解き方なんてないし、
それを達成できる人なんていないのだ。
だから追ってもしょうがない。

だが直前期になると不安が増して
自分の影のような解き方を求めてしまう。
その気持ちもよくわかる。

そこで、合格者になるための
最後の拠り所について今日はお話ししたい。

何ができれば合格なのか?

たったひとつある。

「この答えは社長の想いを叶えるのに
 役立つのか?」これを確認することだ。

キーワードをたくさん書いた人よりも、
社長のことを想った解答を書いた人のほうが得点は高い。

長く合格者の答案を見てきて私が気づいたことだ。

社長の想いに沿っているかどうか?
これだけなら、本番でやってこれるのではないか?

社長が喜ぶ内容か?
これだけなら、確認できるのではないか?

残り2週間で事例問題を確認しておこう。
各事例で、どんな社長の想いがあったのか?

自分の会社だけでなく地域の活力創出にも
役立ちたい、そんな想いの社長は多かったのでは?

経産省の試験だ。「想い」の傾向は似ている。
これを確認しておけば、きっと役立つ。

ここ数年の社長さんたちに、
もう一度思いを馳せて、事例を読んでおこう。

きっと本番でも、その読み方が活かせるよ。

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