皆さんは診断業務での肝が何か、
ご存じだろうか?

それは客観性を持った内容であることだ。

経営環境分析では特にそうだ。

診断報告書にも客観性が重要だ。

事例企業を調査分析した内容を書くから
主観的な内容は書けない。

経営環境分析の次に書く、
戦略や実行施策も客観性が大事だ。

企業を調査分析した結果を
踏まえた助言だからだ。

事例問題も全く同様だ。

調査分析情報である与件文に沿った
解答でなければならない。

ところで、相談業務を行う際を考えてみよう。

事例企業の経営環境を知るために
丁寧にヒアリングを行う。

さらに、相談を受けているので
会話の中でも助言を行うことが多々ある。

診断報告書とは、この相談業務で出た話題を
まとめた「ほぼ」議事録で良い。

報告書の中に、社長と話もしていない内容を
バンバン盛り込むと、
後日その報告書を読んだ社長は混乱する。

『そんな話出てましたっけ?』と。

新たな情報を書いてもほんのわずかだ。

例えば、「この話題は持ち帰って検討し、
後日報告書でお知らせします。」と
言えるような内容しか追記しない。

この追記部分が「設問」だと思えばよい。

2次事例問題は、社長との話題の
「ほぼ」議事録だ。

これを意識していただければ、

問われてもいないことを書いたり、
社長とのMTで出ていない内容は
ダメだと理解できるだろう。

事例問題を怖がることはない。
「ほぼ」議事録だ。

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