皆さんにはこんな経験はないだろうか?

「時間が無い時ほど、頭がよく回る気がする。」

いつもより少ない時間を設定されると、
それに応じて意外と行動できてしまうものだ。

例えば、食事の支度でも、
1時間ある、と思えばそう焦らずには済むが、
意外とダラダラしてしまったりする。

だが15分で用意しなければ!
となると、二つの料理を同時進行で作れたり、
手際もめちゃよくなる。

読書もそうだ。

1時間で分厚い本を1冊読みこなそうとなると、
まず目次から抑え、読みた箇所から優先して読んだり、
文章も、主語と述語を結び付けながら
ななめ読みでも読みこなせたりする。

こんな経験をするほど、
「人は、時間が無いほど頭がよく働くものだなあ。」
と思うのだ。

また、時間が無いからと「焦る」のと、
自ら時間を区切って取り組んで、
積極的に「焦りながら」取り組むのとでは
頭の働きがうーんと違う。

前者は混乱するだけかもしれないが、
後者はむしろ頭が良くなった気さえする。

皆さんの受験勉強でも同様の事が言える。

例えば事例問題に取り組む時も、
80分でなく、あえて70分で取り組んだりすると
かなりのスピードで問題文を読んでいる自分に気づく。

やろうと思えばできるのだ。

「自分には十分に勉強する時間がない」
そう悩む方もあろうが、
むしろ、時間は短く区切って、短時間で
勉強したほうが良いことも多い。

敢えて自分を「焦る」環境に置いてみよう。
そうやって短い時間の中でどれほどの
アウトプットができるか、
自分を計ってみよう。

「私だってやりゃあできるじゃん!」と
自信がつくと思うよ。

短い時間のほうが頭がよく回る。
これを、一度経験してみてほしい。

jenga