とあるパチンコ店のCMで聞いた言葉が耳に残った。
「凡事徹底」だ。

平凡なことを、非凡にするくらいに、
また、当たり前ことを人には真似できないほど一生懸命やる
というような意味らしい。
イエローハットの相談役の方が提唱された考え方だそうだ。

年の初めにふさわしい言葉に思える。

当たり前のこと、たとえば、読み書きというような
日常的な作業をどれほど懸命に行っているだろうか。

日頃からわかりやすい文章、
すなわちシンプルでロジカルな文章を書こうと
意識していれば、試験のために慌てて練習しなくても良い。

ゲームやアニメだけでなく、意識して文章を読もうとしていれば
読解力も育つだろう。

例えば新聞を読む時も、中小企業を支援する心で
記事を読んでいれば、目に留まるモノも変わる。
株価だけ追ってちゃいけない。

白書も同じことだ。

よく、白書の学習方法がわからないという
ご相談を受けるが、中小企業の支援者として
読めば何をどう読めばいいのかわかってくるはずだ。

事例問題を解く時ですら、
与件文や設問文を、「支援者」として読めているだろうか。

「凡事徹底」
結構いい言葉だ。

中小企業診断士として日頃を過ごしてみよう。
それも徹底して。

煩い上司の言葉もやかましい家人の話も、
中小企業診断士、コンサルタントとして聞けば
客観的に冷静に聞けるかもしれない。

メール文だって、報告書を書くつもりで書けば
因果でわかりやすく、端的に書けるかもしれない。

この1年は、診断士として「凡事徹底」して生きよう!
合格のために!