私は時折、とてつもない幸福感に襲われる時がある。
幸福感に「襲われる」なんて、国語的には
間違った使い方だが、襲われたかと思うくらい、
突然に、衝撃的に幸福感を感じるのだ。
別に変な薬を使っているわけではない。
「何も無い」と感じる時にこの幸福感がやってくる。
この20年、あちらこちら14〜5回手術をしているせいで
満身創痍の身体だ。天候が変わったり、気圧が
ちょっと変動しても古傷があちこち痛む。
そんな痛みが何もない時、この幸福感は訪れる。
ましてそれが爽やかな風に吹かれながら
犬の散歩でもしているなら一層だ。
「何も無い」のは実に幸せなのだ。
一方、受験生の皆さんには始終追われている
感じがあるかもしれない。
刻々と迫る試験に、圧迫感を感じているかもしれない。
その苦しさもお察しする。
だが物は考えようだ。
2次試験も含め、あと4カ月余り頑張ればそれも終わる。
「何も無い」と開放感を感じられる時はもうすぐだ。
あと少ししか時間が無いと思えば苦しくなる。
あと少しだけ頑張ればそれで済む、
こう思えば、むしろ力が湧くのでは?
開放された時を想像して勉強も楽しくなるのでは?
中小企業の社長さんたちもそうだ。
経営資源が少ないとネガティブに考えれば
暗くもなる。だが、だからこそ身軽に事業転換ができる、
そう思えば新事業を始める元気も湧く。
経営資源が少ないことは弱みではなく、
むしろ優位性だと思えるからだ。
むしろ優位性だと思えるからだ。
社長さんにいつもポジティブな思考でいてもらいたい。
ならば私たちもポジティブ思考でいなければ!
あと少し頑張るだけで良い。開放される時は近い!